メンヘラ人生ゲーム

もんこ(@mon5m9)氏が自作した「メンヘラ人生ゲーム」なるものが彼女のnote(こちら)で200円で販売されていたので買ってプレイしてみた。

以下にその概要と感想を述べる。

このゲームはメンヘラな女子大生が襲い来る様々な困難に見舞われながら一年間の大学生活を過ごすものとなっており、通常の人生ゲームでは存在しない鬱カードや性病カードが導入されている。

セフレや元カレとの絡み、告白や中絶などのイベントといったメンヘラらしい刺激的なマスが多数用意されていて最後までとても楽しくプレーすることができた。

異常に描写が細かく現実か空想か分からないマスがあったり、たいしたことのない出来事でも鬱を感じるマスがあったりと制作者本人の精神状況が心配になる場面もあったが、このゲームの制作にかけられた並々ならぬ 熱量を感じられる。


このゲームを実際にプレーしてみた個人的な感想を二点に分けて書いていく。

➀男性がプレーした場合、普段感じることのない生理痛の大変さが分かる

この人生ゲームには14マスに一度「生理」というマスが設定されており、その重さはサイコロを振ることによって決まる。

サイコロの出る目の期待値は3.5なので単純計算で4回に1回は生理に当たることになる。

男4人でゲームをプレーしたので最初こそ「生理来た!」とはしゃいでいたが、回数を重ねていくうちに「生理めんどくせぇ、、、」となっていき、最終的にはゲームを一時中断して「生理ってそもそもなんのことだっけ?」「生理が重いってどんな感覚なんだろう?」「女性って大変なんだな」といった話し合いが行われた。

普通に生きているだけで周期的に生理に見舞われる女性に対して、男性はその辛さを理解してあげると共に優しく接してあげなければならないと認識を改める良い機会となった。

②人生の正解とはなんなのかを問い直す機会になる

通常の人生ゲームでは多くのお金を最終的に獲得した人が優勝とされる。

このゲームでもそこは変わらないのだが

給料日の度に給料と共に給料の万の位の数ぶん鬱カードをもらってください。お金がもらえる仕事はそれだけ辛いことも多いってこと。贅沢は味方じゃないんだ…。

引用:もんこ

というルールが設定されていた。

僕たちのゲームでは高給取りのダンスバイターとキャバ嬢が僅差で競り、最終的には鬱カードの多さでキャバ嬢が敗れるという結末だった。(ゴールした際に5000/枚を鬱カードの枚数だけ支払うことになっている)

しかし残る二人は獲得金額こそ少ないものの鬱カードは少なく、恋人もいる。優勝したダンスバイターが性病カードを最も獲得したこともなんだか味わい深い。

リアルな世の中ではお金を稼ぐことだけがすべてではない。

健やかなな心身があってこそお金による選択肢を楽しむことができる。

このゲームは既存の人生ゲームが示した「お金を持っている人こそが勝者」という固定概念をぶち壊す斬新な作品として筆者の心に強く刻み込まれる作品となった。

 

 

全体を通してとても満足感の高いゲームだったので、是非購入してプレーしてみることをオススメする。

 

 

こんなに面白い作品を作ってくれたもんこ氏に敬意を表したい。

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