少年たちはみんな吾郎になりたかった

皆さんはMAJORというマンガを知っていますか?

1994年から2010年にかけて週刊少年サンデーで連載されていた作品で、NHK教育テレビ(現Eテレ)でアニメ化もされた名作野球マンガです。

茂野(旧本田)吾郎の幼稚園時代からプロ野球時代までの成長を描いた作品で、降りかかる様々な困難をバッタバッタとなぎ倒していく吾郎の姿に、日本中の少年たちが魅了されました。僕もその一人で、毎週土曜の夕方にはテレビにかじりついてアニメを見ていました。

そんなMAJORの続編であるMAJOR2ndが連載されるとのニュースを聞きつけ、いてもたってもいられなくなった僕は数年ぶりにMAJORを読み直すことにしました。

しかし久々に読んでみると、吾郎の能力とはチートそのものです。

打っても投げても規格外の能力を持ち、チャンスになると味方が四死球になって打席を回してくれる幸運も持ち合わせています(笑)

あまりに現実離れした展開の数々に昔ほどの熱量で作品に入り込むことができず、途中で読むことを断念してしまいました。

「典型的俺TUEEE作品だったな。昔の自分はなんでこんなのにハマってたんだろう。」

そんな気持ちで読み始めたMAJOR2ndでしたが、読み進めるうちにあまりにアツい内容に頭を「ガツン」とやられたような気分になりました。

主人公は吾郎の子供の大吾です。

父のような野球選手になるべく練習を重ねますが、野球をするうえで致命的な「肩が弱い」という弱点があることに気づきます。

過剰に大きい周囲の期待はみるみるうちに失望や同情へと変わり、重圧に耐え切れなくなった大吾は一年も経たないうちに野球を辞めてしまいます。

そんな大吾の学校に、吾郎とバッテリーを組んでいた天才キャッチャー佐藤寿也の息子である光が転校してきたことにより、大吾の野球人生はまた動き出します。

吾郎が孤軍奮闘するうちにその熱意が周囲に伝染して仲間が集まるのがMAJORなのに対し、大吾が仲間と協力して相手に挑むのがMAJOR2ndです。

今思うに、メジャーが大好きだった頃の僕は

「自分も吾郎のようなヒーローになってやるんだ!」

と、自分の可能性を信じて疑わなかったのだと思います。

しかし、日頃の生活の中で感じる自分の能力の限界、自分より圧倒的にスペックの高い人との出会いが、「自分が人生の主人公である」という感覚を薄れさせていきました。

一方、人生の早い段階でとてつもない挫折を経験した大吾ですが、友の力を借りて立ち上がり、自分の限界の壁を壊すべく奮闘します。

自分としっかりと向き合い、長所を磨いて、短所は仲間と協力してカバーします。

吾郎のような派手さはありませんが、一つ一つ小さな階段を仲間と共に上っていく大吾の姿は主人公そのものです。

読み進めていくうちに心の奥底に眠っていた「リトル黒糖」が叫び始めるのです。

「自分も大吾のようなヒーローになってやるんだ!」

「自分も大吾のようなヒーローになってやるんだ!」

「自分も大吾のようなヒーローになってやるんだ!」

大した努力も挑戦もしていないくせに、現実が見えているフリをして無力感に浸っているだけのクソ人間だった僕の心にとても強く響いた作品でした。

そんな名作が、現在アニメ化されています!!!(HPはこちら)

毎週土曜日午後5時35分からEテレにて放送されていて、現在(2018年4月26日)3話まで

放送されています。

が、、、なんと

4月28日の午後3時45分~4時59分にかけて1,2,3話の再放送があります!(ありがとうEテレ)

おなじみのキャラクターたちがあの声そのままで出てくるところや、MAJORの代表曲である「あの曲」が流れるところなど、前作のファンの心を鷲掴みするような演出となっています。

ストーリーもさることながら、作画もきれいで、ヒロイン(CV花澤香菜)が可愛いです。

(鬼畜展開、ホモっぽい描写、唐突なエロ、、、などなども健在です!)

お時間のある方はぜひご覧ください。

ここまで読んでくださったみなさん、ありがとうございました!

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